事故や故障で状態が悪い車でも、自走できるか、修理して再販売できるか、部品・資源として取り扱えるかによって売却方法が変わります。処分費用だけで判断せず、通常買取と事故車・故障車に対応するサービスの条件を確認しましょう。
最初に整理すること
事故・故障・不動・車検切れの車は、通常の比較型だけでなく、車両状態を前提に引取方法や手続きを確認できる専門型が比較候補になります。ただし、対応可否や費用は車両状態と地域で異なります。見積もり申込先診断では、専門型を含む候補と確認事項を表示します。
事故車・故障車・不動車・廃車の違い
日常会話の「事故車」と、査定で使われる「修復歴車」は同じ意味とは限りません。本記事では事故による損傷がある車を事故車として説明します。最終的な区分は、車両状態と手続き内容を買取店へ確認してください。
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| 呼び方 | 一般的な状態 | 確認ポイント | 売却時の注意 |
|---|---|---|---|
| 事故車 | 事故による損傷や修理歴がある車 | 損傷箇所、修理内容、修復歴の有無 | 把握している事故・修理内容を正確に伝えます。 |
| 故障車 | エンジン、電装品、足回りなどに不具合がある車 | 警告灯、異音、始動状態、修理見積もり | 安全に関わる不具合がある場合は走行方法を確認します。 |
| 不動車 | 自力で移動できない車 | 保管場所、車両周辺の道幅、鍵の有無 | 積載車やレッカーの手配と費用を確認します。 |
| 廃車 | 一般に抹消登録や解体などの手続きを行う車 | 一時抹消・永久抹消などの手続き、解体状況 | 手続き完了を確認できる書類や連絡方法を確認します。 |
通常の買取店で査定されにくいケース
- エンジンが始動せず、店舗へ持ち込めない。
- 骨格部分まで損傷している可能性がある。
- 水没、火災、長期間放置などで状態確認に時間がかかる。
- 車検切れで公道を走行できない。
- 修理費用や輸送費用を含めると再販売が難しいと判断される。
通常の買取店で条件がつきにくくても、取り扱い先が異なる会社では見積もりが変わる場合があります。処分費用の提示を受けた場合も、費用の内訳を確認してください。
廃車専門・事故車対応サービスを確認すべきケース
- 自走できず、引き取り手配が必要。
- 事故損傷や重大な故障があり、修理する予定がない。
- 通常買取と下取りのどちらでも費用が提示された。
- 部品・資源としての取り扱いを含めて比較したい。
- 抹消登録や解体に関する手続き条件を確認したい。
自走できる・自走できない場合の確認ポイント
自走できる場合
- 警告灯、異音、液漏れなどを確認する。
- 安全に移動できる状態か判断が難しい場合は無理に走らない。
- 店舗持ち込みと出張査定の条件を比べる。
- 引き渡し前の走行距離と状態を記録する。
自走できない場合
- 保管場所、道幅、高さ制限、車輪の状態を伝える。
- 鍵、車検証、車台番号を確認する。
- 積載車・レッカーの費用と追加料金の条件を確認する。
- 立ち会いが必要か確認する。
レッカー費用・引取費用の確認
- 基本の引き取り費用に含まれる距離を確認した。
- 高速道路料金、遠距離、狭い場所、車輪ロックなどの追加条件を確認した。
- キャンセル時に配車費用が発生するか確認した。
- 引き取り費用が見積もりから差し引かれるか確認した。
- 引き取り日時と担当会社を控えた。
税金・自賠責・リサイクル券の確認
自動車税、自賠責保険、自動車重量税、リサイクル預託金は、車種、残存期間、登録・抹消の手続きによって扱いが異なります。見積書で車両代に含まれるのか、別に精算されるのかを確認してください。
所有者名義とローン残債の確認
車検証の所有者が本人ではなく、販売店やローン会社になっている場合は、売却や抹消の前に所有権解除が必要になることがあります。残債額と必要書類を確認し、売却代金との差額をどのように精算するか確認してください。
契約前に確認すべき項目
- 車両代、引き取り費用、手続き費用の内訳
- 税金、自賠責、重量税、リサイクル預託金の扱い
- 契約後に金額が変わる条件と確認期限
- キャンセルできる期間と費用
- 車両引き取り日と入金日
- 名義変更または抹消手続きの完了予定日と連絡方法
トラブル回避チェックリスト
- 事故・故障の状態を写真とメモで残した。
- 見積書と契約書の控えを保管した。
- 口頭説明と書面の条件が一致している。
- 車、鍵、書類を渡した内容が分かる受領記録を受け取った。
- 入金額を確認した。
- 名義変更・抹消手続きの完了を確認した。